「もっと射撃を愛して」韓国射撃女子が“人気爆発”に本音 SNS反響への苦悩も吐露「急に人気はなくなるんじゃ」【パリ五輪】
パリ五輪をきっかけに大きな反響を集めたキム・イェジ。(C)Getty Images
ありとあらゆる娯楽が尽きないパリ五輪にあって、ひとりの射撃選手が時の人となった。女子10メートルエアピストル個人で銀メダルに輝いた韓国のキム・イェジだ。
【動画】まさに映画の主人公! 韓国のキム・イェジが見せた美しき射撃シーン
理由は明白。射撃をする彼女の姿が「あまりにもかっこよすぎる」というものだった。大会期間中にクローズアップされたのは、今年5月にアゼルバイジャンで開催されたワールドカップでの様子だった。だが、黒の帽子を前後ろに被り、射撃用メガネ越しに無表情で的を射抜くキム・イェジのSNSで瞬く間に拡散された。
独特の雰囲気を醸し出す射撃風景に米大物起業家のイーロン・マスク氏も「アクション映画にキャスティングしよう。彼女なら演技力はいらない」と関心を示すなど、彼女の存在は文字通り世界的なトレンドともなった。ここ日本でも銀メダル獲得もあり、「キム・イェジ」が話題となったのは記憶に新しい。
突然、“大スター”になった。その事実に当人は少々困惑気味だ。今五輪の全出場種目を終えたキム・イェジは、日刊紙『スポーツ京郷』で一大フィーバーに「私にこんなことが起こるなんて信じられないし、とても光栄に思います」と告白。喜びをかみしめながらも、こう笑っている。
1 2