千賀滉大の1位票はまさかのゼロ 新人王争いに敗れるも米球界レジェンドは称賛惜しまず「誰も打てないボールを想像できるか?」
チーム支え続けた30歳の日本人右腕を米球界のレジェンドも高く評価する。かつてメッツに在籍し、MLB通算136勝をマークしたロン・ダーリング氏は発表が行われた公式番組内で「シーズン前までは『メッツのエースはシャーザーなのかバーランダーなのか』という話だったが、フタを開けてみれば、センガだったんだ」と強調。さらに次のように続けている。
「誰も打てないボールを想像できるか? 最初は『お化けフォーク』などと噂は流れてきても、それがメジャーで通用するかは懐疑的だった。いつか打者が適応してくるんじゃないかってね。でも、彼のフォークはそうならなかった。1年通して素晴らしかったんだ。私はあんなフォークを初めて目にしたよ」
さらに「200奪三振以上で、防御率3以下なのは他にコール、スネルだけだ」と千賀の稀有さも訴えたダーリング氏は「これだけの一級品の球があるとそれに頼りがちになるが、彼はそうはせずに他の球種も巧みに使っていた。左打者、右打者にも適応して、カーブも要所で投げられる。完璧なピッチャーだ」と断言。そして、こう結論付けている。
「彼はデグロムやグッデン、マトラックといったメッツの歴代の名投手たちの仲間入りをするかもしれないね」
球界のレジェンドにここまで言わしめた千賀。タイトル獲得とはいかなかったが、彼のルーキーイヤーは上々だったと言えそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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