「見えてない! これがゴーストだ!」千賀滉大が12勝目! 15試合連続で自責点3以下は“偉人”に並ぶ快挙
エース級の働きを見せる千賀。その快投に注目が集まっている。(C)Getty Images
エース級の役割を果たした。
現地9月20日、メッツの千賀滉大が敵地で行われたマイアミ・マーリンズ戦に先発登板。6回(100球)を投げ、被安打7、2失点、2四球、3奪三振の粘投で、今季12勝目をマークした。これで8試合連続クオリティスタート(QS)を記録した右腕は、日米通算100勝まであと1勝と王手をかけた。
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3回までは毎回ランナーを出しながらもマーリンズ打線を無失点に抑えた千賀。4回に1死三塁のピンチを招き、相手7番ギャレット・ハンプソンの犠牲フライで1点を献上。さらに6回には4番のジョシュ・ベルにソロ本塁打を浴びたが、いずれも最少失点に抑えると、味方打線の援護もあり、勝ち投手になった。
粘りの投球を見せた千賀の防御率は、これで2.96。この日に先発したカブスのジャスティン・スティールが6失点と炎上したため、ナショナル・リーグの防御率ランキングで2位に浮上した。
12勝目を飾り、防御率ランクでも上位に食い込んだ千賀に現地メディアも賛辞を惜しまない。メッツに関するあらゆるデータを紹介する『NYM Stats』のX(旧Twitter)アカウントは「エースがまた1つ勝利を重ねた」と右腕の好投を称賛。さらに米メディア『Shea Hello』の公式Xアカウントは千賀がフォークで空振りを奪う映像とともに、「いつも通りのセンガの押し。見えているようで、見えていない! これがゴーストだ」と投稿。“ゴーストフォーク”に反応していた。