可能性を秘めるからこそ…千賀滉大の放出は「合理的なシナリオ」と論じるNY局が見出す“価値”「もはや無視できない状況」
メッツの地元放送局『SNY』は「残留か、放出か。メッツは千賀滉大をトレードすべきか?」と銘打った特集記事において「センガの機械的な苦戦は、もはや無視できない状況になりつつある」と指摘。トレードによる放出は「理にかなっている」と断じている。
無論、千賀の高いポテンシャルを評価していないわけではない。「最高の状態であれば先発ローテーションの上位近くで投げられることは証明されている」とする同メディアは、「伸びしろがある上に、今後2シーズンを考えれば年俸も比較的にお得だ」と経済的な面での価値も見出している。
財布事情も優しいからこそ、である。「トレードが理にかなっている」と説く同メディアは、こうも続けている。
「メッツは先発ローテーションの残りのメンバーについても考慮する必要がある。センガにはわずかな懸念材料だけがある一方で、先発ローテーションの他のメンバーには、マイナー組織を見ても、多くの疑問が残る状況なのだ。だからメッツは外部からエースを見つけてくる必要があり、今冬はおそらくそうする。総合的に考えて、何かを諦めねばならない。その中で最も合理的なシナリオは、センガをトレード候補として、市場の中でちらつかせることなのだ」
今ストーブリーグでの「球団改革」が叫ばれる中で、メッツは千賀に対してどう判断を下すのか。いずれにしても、あと3年で4300万ドル(球団オプションを含む)の契約の真価が問われる冬となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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