今オフFA戦線の「目玉」、阪神30歳外野手の気になる現状 .223と低迷の背景を前監督も指摘「下半身が使えないんでしょうね」

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 近本といえば今季、国内FA権を取得。過去には5度の盗塁王、最多安打のタイトルも獲得と球界を代表するスラッガーとして知られるだけに仮に宣言すれば、複数球団による争奪戦に発展すると見られている。

 そんな近本の現状に言及したのは30日の試合にニッポン放送「ショウアップナイター」で解説を務めた岡田彰布前監督、現オーナー付き顧問だった。

 3回の第2打席、井上のスライダーに空振り三振に倒れると「近本は当分打てないね。(シーズン後半は)いつも悪い。バテだね」と指摘。

 さらに調子のバロメーターとして目を向けたのは、持ち味の足だった。
 
 「後半、盗塁もできないんですよ」としながら、続けて「素振りを見ても上半身だけで振る。下半身が使えないんでしょうね」と不調の背景を独自の目線で分析してみせた。

 その後、四球で出塁した場面でも「近本、走らないね。無理しないな」「走らないというより、走れない」と終始、気にする様子も見せた岡田顧問。

 チームの戦い方としては1番近本、2番・中野拓夢がしっかり塁に出て足をからめながら、クリーンアップにつなげていくのが一つのスタイルになっていたことで今後の影響も心配される。

 コンディション管理には常に気を配る藤川球児監督もどのような采配で優勝に向かうナインの背中を押していくのか、引き続き注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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