令和初の甲子園の珍プレー好プレー集、ガッツポーズで肘を痛めた?盗塁なし史上初V?
◆サイン盗み疑惑
今春のセンバツで、星稜・林和成監督の抗議から、習志野(千葉)のサイン盗み騒動が勃発。不正を防止すべく、今大会は監視の目が光っていた。準々決勝で、作新学院(栃木)が1回の攻撃中、二塁走者が球審に注意され「額の汗を拭おうとしたとき、癖で人さし指を立ててしまった。〝まぎらわしいのでやめなさい〟と言われました」。小針崇宏監督は「(サイン盗みは)全くそんなことはなかったんですけど」と否定。3年ぶり全国制覇を狙ったチームは中京学院大中京(岐阜)に3-6で敗れ去った。
◆フェアプレー
悪い話ばかりでもない。星稜の投手陣に対し、相手選手からの〝差し入れ〟が話題となった。3回戦では、試合中に足をつったエース奥川に、対戦相手の智弁和歌山・黒川史陽主将が熱中症対策の錠剤を手渡した。準々決勝では、同じく試合中に足をつった荻原吟哉投手のもとに、異変を感じた仙台育英の小濃塁外野手がコップを持って駆けつけ「飲んどけよ」とスポーツドリンクを飲ませた。その時点でスコアは1-9と仙台育英が大量リードされていた。敵味方を問わないフェアプレーに、甲子園の観衆から大きな拍手が送られた。
◆死球「辞退」同点弾
花咲徳栄(埼玉)の9番菅原謙伸捕手が「フェアプレー弾」を放った。2回戦の明石商(兵庫)戦、1点を追う7回1死走者なしで、プロ注目の2年生・中森俊介投手の投球を左腕に受けた。死球出塁の権利を得ながら「自分のよけ方が悪い」と辞退。球審、バッテリー、明石商ベンチにまで頭を下げた直後、無我夢中で打った打球が公式戦初本塁打になった。その試合は敗れたが、一時同点に追いつく本塁打に「神様が打たせてくれたのかも」。動画サイトYouTubeにアップされ、米国メディア「USAトゥデイ」など複数の海外サイトでも取り上げられた。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]