未完の和製大砲は、藤川阪神のV奪回に向けた“ラストピース”となるか? プロ6年目で正念場の23歳にチャンスがあるとすれば――
まさしく絶好調のチームにあって、攻撃の肝となっているのは、クリーンナップの存在。3番・森下翔太、4番・佐藤輝明、5番・大山悠輔の並びはまさに盤石で、計157打点を挙げ、リーグ屈指の破壊力を誇っていると言っていい。
一方で、主に前川やラモン・ヘルナンデス、豊田寛の起用が続いている「クリーンナップの後ろ」は、それぞれ好不調の波があり、完全にハマりきってはいない。復調してきた井上が1軍で食い込むとすれば、ここでチャンスを掴めるか否かだろう。
2年ぶりの覇権奪回に向け、邁進する藤川阪神。果たして、2軍で快音を響かせる井上は正念場で切り札となるか。長年、虎党たちから「ハマれば化ける」「我慢して使ってみてほしい」と言われてきた未完の大器にとって真価を発揮する夏となるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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