「間違いなく一歩リード」好スタートの千賀滉大は「新人王最右翼」と現地メディア称賛
千賀は「ゴーストフォーク」を武器にすでに2勝をあげている(C)Getty Images
今季のMLBも開幕から3週間が過ぎ、連日、スタープレーヤーの躍動する姿が伝えられている。もちろん日本人プレーヤーの話題も豊富であり、エンゼルスの大谷翔平やパドレスのダルビッシュ有、さらにブルージェイズの菊池雄星らも常時出場を続けており、活躍ぶりが報じられてきている。
その中で、今季よりメッツの一員となった千賀滉大の評価がうなぎ上りだ。ここまですでに2勝を挙げており、入団以前より代名詞として知られていた得意のフォークボールも絶妙なキレをみせ、メジャーの強打者を翻弄している。
【動画】地元メディアからも激賞される千賀滉大の「ゴーストフォーク」の映像
完成度の高いピッチングにより、現地ではすでに新人王の有力候補であるとの声も相次いでおり、米メディア『NESN』では、ここまでの活躍は今季のルーキーの中でも群を抜いているとして、称賛の言葉を並べた。
同メディアでは「今年もナショナル・リーグでは、2023年に活躍が期待される注目の選手が何人もいる。その中でも、ニューヨーク・メッツでセンセーションを巻き起こしたコウダイ・センガは早くから素晴らしい成績を残している」と称えており、さらに「『ゴースト・フォークボール』と呼ばれる独特のフォークボールを投げることで注目を浴びている。フォークボールに大きな動きを加えたような、これまでにない球種で打者を打ちのめしてきた」と得意の決め球への印象を綴っている。
また「今年のルーキークラスの中で、間違いなく一歩リードしている。30歳の彼は、過去11シーズンを日本最高峰のプロリーグであるNPBでプレーしてきた。キャリアを通じて競争相手を圧倒してきた」として新人としてのポテンシャルの高さを絶賛。加えて過去の受賞者を振り返り「センガは、ショウヘイ・オオタニ、イチロー、カズヒロ・ササキらとともに肩を並べる可能性がある」として新人王候補であることを強調している。