「非情なんだよ、彼は」藤川野球は何がすごかったのか 球界OBの考察「働けないベテランはいらないと言ったのは…」
藤川監督は卓越した手腕が注目されている(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
今季のセ・リーグは阪神がぶっちぎりの強さで優勝を果たした。
9月7日の優勝決定は2リーグ制以降最速、また阪神において新監督が初年度に優勝を飾ったのも史上初の快挙となった。
【優勝の手腕】藤川球児監督は歴代阪神監督と何が違ったのか?就任1年目で優勝に導いた藤川球児監督の手腕について語ります!【阪神タイガース】
優勝時で貯金33、2位に17ゲーム差をつけての独走優勝と新任の藤川球児監督のたくみな采配も話題となる中、改めて球界内でもその手腕、原点にスポットを当てる声が出ている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は9月16日に自身のYouTubeチャンネルに「【優勝の手腕】藤川球児監督は歴代阪神監督と何が違ったのか?就任1年目で優勝に導いた藤川球児監督の手腕について語ります!【阪神タイガース】」と題した動画を更新。就任1年目でチームを優勝に導いた藤川監督に独自の目線で考察を加えている。
まず阪神というチームに関して注目球団ならではの「プレッシャーが強い」という特性があるとした上で、藤川政権では従来になかった起用、例として昨年までは代打、守備固めが主だった熊谷敬宥を先発起用して、パフォーマンスを発揮させたりなど、「いろんな可能性を引っ張りだしてくる 野村(克也)さんに近い監督だったかな」とした。
再生工場ともいわれた、たくみな観察眼に支えられた野村野球を彷彿させる部分もあったとした。
その上で「野村さんとの違いはマスコミを使わない」「選手の悪いことは一切言わない 封印をしているというかね」と藤川カラーを出してきたとした。
現役引退後、解説者としても活躍したが、監督になってからは「自分では分析はしないという 監督としての意見をちゃんとのべる」と線引きもしっかりできていたとした。






