「才能のある選手も試合に出なきゃ意味がない」――“韓国のイチロー”が痛感し、大谷翔平が示した「名選手の条件」
彼の言葉にはピンと来るものがあった。それはレギュラーシーズンの終了時に大谷翔平(ドジャース)が記者会見で語っていた言葉だ。
右肘側副靭帯の損傷によるリハビリのため、「打者専任」今シーズンに史上初となる「シーズン54本塁打・59盗塁」を達成した大谷。そんな1年を振り返った偉才は「記録とかいろいろありましたけど、1年間まずは安定して出られたのが一番自分の中でよかった」とポツり。ほとんど休みなく159試合に出場した実績を誇った。
どんな記録よりも試合に出続ける。それは見る側にとっては“当たり前”のように映るが、タフな試合をこなす中では決して簡単ではない。事実、「逸材」と言われた多くの選手たちが怪我に泣き、キャリアの幕を下ろしている。
無事これ名馬なり――。スポーツ界にはこういう格言が存在する。人並外れた才能を持つ人間が集うプロフェッショナルな世界において、大きな怪我もなく、結果を出し続けられる選手を評した言葉だ。
大谷を「憧れの対象」と語る韓国球界の至宝の言う名選手の条件とは、スポーツ界で古くから言われる格言が示すところなのだろう。
現在リハビリを終え、実戦復帰に向けた準備に入っていると言うイ・ジョンフ。愛知県生まれであることから「韓国のイチロー」と評される逸材が、正念場となる2年目にどう挑むか。憧れのスター像を追い求める26歳に注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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