「泣くほど悔しかった」「いい経験では終わらせたくない」、バスケW杯本戦落選のベンドラメ礼生の決意と覚醒
—チームに戻ったベンドラメ選手。「いい経験で終わらせない」という言葉通り、これまで以上に強い気持ちで今シーズンに望んでいる。
ベンドラメ:自分の持ち味のドライブを生かしつつミスを減らす。そしてポイントガードで一年間戦い抜くということが自分の成長に繋がると思う。日本代表に入るために個人のスキルアップ。それがチームのためになると思うし、自分のためにもなるので、まずはそこを目指して頑張りたい。
—今シーズンからキャプテンに任命され、精神的にもチームを支えるベンドラメ選手。激戦の東地区でここまで2位につけるなど、サンロッカーズ旋風を巻き起こしている
ベンドラメ:東京オリンピックはワールドカップよりも特別な大会だと思うので、そこに向けてメンバーに入りたいと思う選手はたくさんいると思うし、競争は激しくなると思う。だけど、それに負けないように、自分が絶対メンバーになるという気持ちを持って、Bリーグの試合も1試合1試合がアピールの場だと思って取り組んでいきたいと思います。
VTRを受け、スタジオの番組MCおのののかさんは「試合を見ていても、昨シーズンとひと味違うなと思う。いい経験というか、苦い経験がプラスにして働いていると思う。ベンドラメ選手の良さであるドライブ、試合を生で見るとすごいスピードで大きな選手に切り込んで行く姿というのはグッとくるものがある。渋谷は今シーズン選手がガラッと変わったけれど、それでベンドラメ選手の良さがさらに引き出されているという印象もある」とベタ褒め。
番組解説の渡邉拓馬さんは、「泣くほど悔しかったという言葉は、大人になるとなかなか正直に言えないけれど、それを正直に話せることが彼の成長だと思う。その気持ちがあるからこそ、今のパフォーマンスができている。いい経験で終わらせたくないという言葉を言うことで自分にプレッシャーをかけていると思う。『いい経験』という言葉で逃げるということもできるけど、逃げない覚悟があるのだと思う。これからも非常に注目の選手」とコメント。
ワールドカップ最終選考での落選を経て、一皮も二皮も抜けたベンドラメ選手。サンロッカーズ渋谷快進撃の立役者が再び日本代表として活躍する日は近い。
次回の「BS12水曜バスケ!」は11月27日に放送する。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]