リーグワースト更新したチーム打率.212の西武がFA戦線参戦せず ファンも気をもむ「背景」とは
今オフのFA、野手では阪神の主砲、大山悠輔、同じく代打で存在感を示した原口文仁、楽天の内野手、茂木栄五郎がFA権行使を宣言している。
ファンの間からも今季が残念な結果に終わったこともあり、「首位に40ゲーム差以上離されたのに、さすがに参加してほしい!」「大山選手にアプローチしてほしかった」「原口選手とかいいと思ったけど」などフロントの判断を疑問視する声も上がった。若手育成に力を入れる中、自前で育てるというプランに理解を示す声もあったが、歴史的な低迷もあり、不安がぬぐえないようだ。
ただ今オフのチームでは新コーチ陣として巨人OBの仁志敏久氏が野手チーフ兼打撃コーチに就任、実績のある鳥越裕介氏が1軍チーフコーチを務めるなど、チーム改革の本気度が伝わるシーンもあった。
いずれにせよ、2024年は49勝91敗(3分け)、首位のソフトバンクとは42ゲームの大差をつけられる屈辱的なシーズンとなった。どんなに劣勢になっても勝利を信じて応援にかけつけたファンを、これ以上裏切るわけにはいかない。
FA封印とはいえ、今後も外国人補強、トレードや現役ドラフト、戦力外通告を受けた選手の再雇用など様々な補強手段がある。引き続き最下位から巻き返しを図る西武のチーム戦略が、注目されそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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