「首脳陣の独断でいいと思う」歴史的低迷に苦しんだ西武改革には何が必要か 球界OBが"中途半端な競争は必要ない"とする理由
打撃成績では3割20本打てればレギュラークラスとなるが、「指定強化選手」を定めて、徹底的に鍛え上げるほうが、チーム強化の近道になるという見方を示した。昨年のチームにおいては個人打撃でチームで10本以上、本塁打をマークした選手が0となり、チーム打率.212、60本塁打はいずれもリーグワーストと貧打にあえいだ。
具体的にはドラフト2位、長打力にも注目の渡部聖弥、また右の大砲候補と覚醒が期待される2年目の村田怜音の2人に関して「クリーンアップの軸になっていけるような選手だよ」と徹底的に鍛え上げることを求めた。
複数候補によるレギュラー争いを課すのが、通常のルーティンともいえるが、長く低迷しているチームにおいては、最短コースを取る必要もあるとしながら、各ポジションにおいて「首脳陣の独断でいいと思う」と、レギュラーをある程度がっちり固めて、シーズンに臨んだほうが得策という見方を示した。
「球団を救うためだから」とまずは緊急事態にあるチームを引き上げるための施策を求めた。
すでにチームでは昨季、奪三振王のタイトルに輝いた今井達也が2年連続で開幕投手を務めることも内定している。
何より低迷においても熱心に声援を送る西武ファンに今季こそ応える必要がある。果たしてどんな手段で上昇気流をつかむのか。今後開幕までの道のりも注目されそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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