一石二鳥どころか三鳥も四鳥も、レジェンド名投手の名前がつけられた偉業「マダックス」とは

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 その前年、2021年シーズンも3投手が「マダックス」を達成した。ヤクルト・小川泰弘、楽天・早川隆久、阪神・高橋遥人がその名を刻んだ。

 本家マダックスは13度も記録したわけだが、実はNPBの現役選手では複数回達成した投手は一人もいない。少ない球数で抑えるためには、高い奪三振能力よりも、打者を打ち取る投球術や、精密な制球力が求められる。高い能力が結集した称号でもあるのだ。

 相手チームが三振を嫌い、追い込まれる前の早打ちをしかけてくるなど、左右する条件はさまざま。もちろん時の運も左右する。そして試合時間短縮が大きな球界の課題とされている中、省エネ投球は時短にも効果的だ。少ない球数で終えることで、次戦へ向けたリカバリーも相対的に軽くすることができそうで、一石二鳥どころか三鳥も四鳥もある。

 次なるマダックスが生まれるのはいつか。メジャーリーグを彩った伝説のレジェンドの名前とともに、その偉業は引き継がれていく。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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