敗北予測を覆した熱狂復帰戦 46歳の偉人パッキャオの大健闘ドローに母国紙も仰天「判定は不十分。勝ったと思わせる試合だった」
RIZIN出場時を考えれば、まさに月とスッポン。仕留め切れなかったとはいえ、現役王者を相手に、別人のような動きを見せたパッキャオは圧巻だった。実際、強打を打った回数ではバリオスを上回ってもいた。
衰え知らずの躍動ぶりは母国でも大々的に報じられ、全国紙『Phil Star』は「パッキャオが勝ったと思わせる試合だった」と激賞。判定内容に「十分ではなかった」と不満をこぼしつつも、「フィリピンの象徴は卓越したコンビネーションと積極果敢な攻撃で、世界タイトルを本気で奪いに行くという決意を示した」と絶賛した。
試合後にリング上で行われたフラッシュインタビューで「勝てなかったが、この試合が他のボクサーの良い刺激になればいいと思っている。今度は今回以上に準備をしてまたやりたい」と語ったパッキャオ。老いてなお意気軒昂な46歳の闘志に陰りは見えない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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