沢村にあって有原に「ないもの」メジャー出戻り組で明暗が分かれた「理由」
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ロッテへの入団が決まった沢村拓一(ひろかず)投手(34=前レッドソックス)にファンの期待が高まっている。
沢村がロッテ入団の一報が流れて以来、「よく戻ってきてくれました!」「お帰り、沢村!」と歓迎の声がSNS上であふれる。
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ロッテにとっては目指す優勝に欠かせないピースとなりそうだ。オスナがソフトバンクに移籍、ブルペンの充実を図りたい中で、メジャーで腕を磨いた剛腕が加わることになる。
28日に行われた入団会見では「アメリカに行く際に快く送り出してくれたロッテに対しての義理を守るのもそうですし、(当時投手コーチだった)吉井さんが監督に就任というのも自分のなかでは大きかった」「日本一熱いファンの前で投げられることにとても興奮しています。良い時も悪い時もあるかもしれませんが、どんな時も戦う姿勢、強い気持ちを持ってマリーンズファンのために頑張りたいです」と熱い言葉を並べた。
剛腕の好感度が爆上がりしている理由はこの入団会見の内容にもあった。「義理」という言葉を用いて、メジャーへ行く際に快く送り出してくれた球団への感謝の気持ちを示すと共に、日本一熱いともされるマリーンズファンに「ラブコール」を送ったのだ。
2020年、シーズン途中に巨人からロッテにトレードで移籍。その時期、沢村は巨人では3軍に降格など苦しい時期だったが、ロッテでは移籍後、すぐにリリーフとして起用され、CS進出に貢献。同年オフに海外FA権を行使し、レッドソックスへ移籍。在籍期間は短かったが、ロッテファンにも強烈なインパクトを残した。