沢村 ロッテ入り!獲得に「古巣」が動かなかった「理由」
しかし沢村が選択したのはロッテだった。背景には沢村と巨人との関係性も影響したとささやかれている。
沢村は2010年にドラフト1位選手として巨人に入団。ルーキーイヤーから先発として11勝をマーク、新人王にも輝いた。その後も順調にキャリアを重ねる中、注目を集めたのは2012年の日本シリーズのワンシーンにもあった。
2012年に行われた日本ハムとの第2戦。先発マウンドに上がった沢村は立ち上がりにいきなり2つの死球を与えるなど、制球を乱した。大舞台において自身を見失った沢村を見かねて、バッテリーを組んだ阿部(現ヘッド兼バッテリーコーチ)がマウンドに駆け上がると、頭をポカリ。「公開説教」を敢行すると、東京ドームに詰めかけた多くのファンからもどよめきが起きた。結局、この試合、8回無失点の快投を見せた。
「沢村に関しては中央大の直系の先輩である阿部ですら、生かしきれなかった。繊細な性格も知られており、すぐに結果を求められ、何かと注目を集める巨人よりも他球団のほうが向いているかもしれない」(球界関係者)と当初から日本球界復帰に関しては「巨人以外」の選択肢を勧める声もあった。
一方、沢村を獲得したロッテでは守護神・オスナがソフトバンクに移籍。ブルペンを支える投手陣の充実が求められており、正に優勝に欠かせないピースとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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