大砲ソト獲得に見る優良助っ人の「成功の方程式」とは? 関係者が「外国人の補強は宝くじ」と嘆く事情も【ロッテ】
メジャーリーグから獲得してきた選手がその年に活躍できるかはふたを開けてみなければ、分からない面が強い。日本のプロ野球は投手力が高く、使用球も異なる。さらに生活様式や文化も違うため、中にはメンタルの調整に苦労する助っ人選手もいる。
プロ野球関係者も「外国人の補強は宝くじと同じ。メジャーが30球団に増えてから現地は人材難の部分もあり、実力の見極めが難しい。一方、NPBに在籍した外国人なら客観的な評価も可能で、計算もしやすい」と助っ人選手に関する補強事情を分析する。
ロッテはスカウティングや交渉能力に定評があり、米球界から能力の高い選手の獲得に成功する反面、年俸が高くないために数年後にNPBの他球団に引き抜かれることがある。
2014年から3年間在籍したキューバ出身のデスパイネは16年にソフトバンクに移籍。メジャーリーグのセーブ王という肩書を引っ提げて来日したロベルト・オスナも22年途中にロッテに入団して守護神となったが、こちらも翌年にはソフトバンクに移籍した。今オフも入団1年目でリーグ最多の42ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手になったペルドモもオリックスなどが獲得調査に乗り出しているといわれている。
ポランコは23年にリーグ最多タイの24本塁打を放ってチームのリーグ2位に貢献した。新助っ人となるソトも今季までDeNAに6年間在籍し、本塁打王2回、打点王1回と実績は申し分ない。来季もロッテの助っ人強化術が面目躍如となるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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