10・10決戦を制したロッテ 原動力に「勝利の女神」の存在
谷保さんがロッテの1軍公式戦で場内アナウンスの業務を任されたのは1991年8月9日の日本ハム戦。場所はロッテ・オリオンズ時代の本拠地だった川崎球場だった。ロッテの現役選手で1990年以前に生まれたのは37歳の荻野貴司を筆頭に9人もいるが、それ以外の選手は谷保さんがウグイス嬢になった時にはまだこの世に生まれていなかった。レギュラーでは中村奨吾、藤岡裕大らがそうだ。
球団広報室の公式X(旧ツイッター)によると、谷保さんはチームがCS進出を決めた試合を千葉市の球団事務所でテレビ観戦していたそうで、「クライマックスシリーズ頑張ります! 戻ってきてくれてありがとうございます!」と喜びに浸った。CSファーストステージは本拠地ZOZOマリンスタジアムで開催されるが、勝ち上がった場合は敵地大阪でのCSファイナルステージ。再び谷保さんの美声を聞くには日本シリーズに進出する必要がある。「卒業」を1日でも遅らせるべく、ロッテはポストシーズンでも底力を見せる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】オリックス・中嶋監督の続投が発表、これで去就が不透明なのはパ・リーグの2人の指揮官のみ
【関連記事】楽天・石井一久監督退任報道 「埋まらなかった穴」とは
【関連記事】今年が契約最終年の小林誠司 意外な貢献が注目集める理由
1 2