田中将大の200勝達成でチーム一丸の巨人 ハマスタ下克上へ追い風 完全アウェーで突破の可能性
田中の200勝達成はチームにとっても好材料だ(C)産経新聞社
達成までの道のりは困難だったがゆえに、その分、喜びは大きいものになりました。
9月30日に東京ドームで行われた巨人・中日戦。田中将大が日米通算200勝を達成しました。NPB通算122勝、MLB通算78勝とプロ19年の歳月で積み重ねてきた中、節目の1勝に、東京ドームは中日ファンからも温かい拍手が注がれました。
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スポーツ紙のデスクは舞台裏をこう語ります。
「どのメディアも『達成できて良かった!』と喜んでいるのではないでしょうか。というのも、『あと2勝』で巨人に入団以降、各社とも200勝の紙面をかなり早い段階で準備して、『あとは発射するだけ』とスタンバイ状態にあったからです。恩師やライバル、歴代担当記者のコラムなど、せっかく準備した紙面が『また来シーズン』になる可能性もありましたから。お蔵入りにならずに、本当に良かったです」
そして、阿部慎之助監督の“強運”について、こう述べるのです。
「『田中獲得』は阿部監督の強い要望があったからと聞いています。もし田中投手が、200勝のかかったこの中日戦で打ち込まれるようなことがあれば、『クライマックス・シリーズ第1ステージを前にした大切なこの時期に、いつまでチャンスを与えるんだ』という批判が起きても不思議ではない状況だった。苦しい接戦をチーム一丸で勝ちきり、田中投手も最後の最後で、大台に到達できた。阿部監督の面目も保たれ、ナインの雰囲気も最高潮です。いい形でDeNAとのCS第1ステージに突入できることでしょう」






