「36歳で5勝の投手を獲る球団はあるか」楽天を電撃退団した田中将大に球界OBから"いばらの道"が予想される理由「1億は出せない」
一方で田中が歩んできたキャリアを尊重。「田中マー君というブランドを考えた時に全然価値はあるという球団が出てくれば、契約には至ると思うけど」と営業的な面でメリットはあるとした。
その上で年俸面においては「9億からずっと下がってきてる。今年も2億ちょっと(推定年俸=2億6000万円)はもらっていたと思うけど、1億は出せないと思うんだよね」とコメント。日本球界復帰の際に注目を集めた高額契約から成績に伴い、段々と減額してきた現実を踏まえて、仮に移籍となった場合も今季の年俸から大幅ダウンは避けられないとした。
理由としては「それだったら若手でローテーション与えて、5勝の投手作った方がいいというような。普通だったらそう考える」と育成に舵を切る球団が多いと見る。
田中の心情に関しては、日米通算200勝の節目まであと3勝と迫っていることもあり記録達成にこだわるのは理解できるとしながら、「単純に野球を続けたいのか、それとも日米通算200勝にこだわってるのか、大事なポイントだと思う」として、たとえ中継ぎでも受ける姿勢があるかなど、真摯に野球と取り組む姿勢が見えれば、契約の道も浮上してくるとした。
すでに田中が自由契約になる見通しを受け、様々な球団が反応を示し始めている。
今季は0勝に終わったが日米で活躍した右腕の再生が果たせるとすれば、それはビッグトピックスともなる。果たして杜の都を沸かせた背番号18は来季、どの球団で腕を振っているのか。引き続き、去就が注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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