藤川阪神に浮上した"8回問題" 剛腕石井離脱の穴はどう埋める? 注目される24歳左腕の0.71「間違いなく安定している」

及川は無失点を続けるなど、安定した投げっぷりが光る(C)産経新聞社
阪神は10日の西武戦(ベルーナドーム)に2-4の逆転負け、連勝は4でストップとなった。
リリーフ左腕の登板内容が誤算だった。
2点リードで迎えた8回に3番手で登板した桐敷拓馬は一死一、二塁からタイラー・ネビンに適時二塁打を浴びるなど、3本の適時打を許す乱調、一死満塁から出た4番手の漆原大晟も西武打線の勢いを止められず、この回4失点で逆転を許した。
自慢のリリーフ陣が7回終了時にリードした時点から逆転負けとなったのは異例のこととあって、大きく注目を集めた。
昨年70試合登板とフル回転となった桐敷は今季すでに1度、抹消されている。1試合4失点は救援としてはキャリアワーストともなった。
裏を返せば、ここまで安定したパフォーマンスでチームを支えてきただけにやり返しの姿勢を待ちたいところだが、このところブルペンでは剛腕、石井大智の負傷離脱という大きな出来事があったばかり。
今季はここまで24試合に登板し、17ホールド、3セーブ、防御率0.36と圧巻パフォーマンスでチームをけん引してきただけに、今後の終盤の救援陣の運用も注目される。
その意味で今後の「8回の男」としてひそかに注目されているのは、ここまで安定したパフォーマンスを示すプロ6年目左腕の及川雅貴にもある。
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