「平成の大エース」斉藤雅樹さんが語る、菅野不在の中で巨人の戦い方
巨人のエースとして、在籍19年で6度のリーグ制覇・3度の日本一に大きく貢献した「平成の大エース」斉藤雅樹さん。2019年シーズンは解説者として、さまざまなチームを見ている斉藤さんに、巨人・菅野が不在の中での戦い方、原監督の采配、投手陣について伺いました。
大黒柱・菅野の代わりを探そうとするな
―開幕から2ヶ月、2019年の巨人はどうですか?
斉藤:いいスタートを切ったと思う。先発も打つ方も良かった。最初から懸念していたのは、中継ぎ以降の投手陣。4月の勝ち方は、前半で打って、中盤は点差があるラクな状態で投げられていた。2019年シーズンは、そういう勝ち方を目指した方が良いと思っていましたね。でも、5月に入ると先発陣の調子が落ちてきて、さらに菅野が抜けて、チーム状態としてはどん底ですよね。
―巨人は、菅野が不在の中で、どう戦うべきだと思いますか?
斉藤:菅野のという大黒柱の代わりを見つけようとしてはダメ。そんなピッチャーはいないですから。みんなで、やっていくしかない。頑張ってほしいと思っているのは、畠、今村ですね。そして、田口。ヤングマンも抜けたので、これから2~3人は1軍にあがることになると思うので、結果を残してほしいですね。
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