鬱憤を晴らす4安打! 欲しかった“結果”を出した吉田正尚にボストン紙も称賛「信頼が捨てられたというわけではない」
無論、守備に不安を抱える吉田の序列が、この4安打で一気に上がるかは分からない。それでも指名打者として何よりも求められる打撃でのアピールに成功した30歳の日本人スラッガーに対する地元メディアの評価は上々だ。
地元紙『Boston Globe』は「レッドソックスは、ここ数年で球界ワーストの守備力を誇っていたが、それはヨシダがレフトで大苦戦したことの反映でもあった」と指摘。吉田が左翼での守備機会に記録したアウト数が平均より8つも少ないというデータを紹介。やはり守備力に対する課題を示したうえで、チームトップクラスの打撃センスを称えている。
「戦列に復帰したヨシダは、決して錆びることなく、カブス戦で完璧な一打を放った。ヨシダのベンチ入り期間の長さは、思わず眉をひそめるものだったが、これは決して打者としての彼への信頼を捨てられたというわけではない」
試合後、米マサチューセッツ州地元局『NESN』のインタビューに応じたコーラ監督は「マサは優れた選手であり、優れた打者だ。彼こそ私たちの求める指名打者だ」と絶賛した。この指揮官のコメントからしても、目に見える結果を出した吉田への評価は高まったと言えるが、果たして、今後の起用法に変化は見られるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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