鬱憤を晴らす4安打! 欲しかった“結果”を出した吉田正尚にボストン紙も称賛「信頼が捨てられたというわけではない」
ベンチを温める日々を過ごしていた吉田は、久々の出番で出色の働きを見せた。(C)Getty Images
ようやく舞い込んだチャンスで、日本人スラッガーは文字通り「結果」を出した。
現地時間4月27日、本拠地ボストンで行われたカブス戦に吉田正尚(レッドソックス)は「6番・指名打者」で6試合ぶりに先発出場。メジャーリーグでは自身2度目となる1試合4安打を記録し、チームの17-0の大勝劇をおぜん立てした。
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20日(同21日)のパイレーツ戦を最後にスタメンから外れ、ベンチで出番を待つもどかしい日々を過ごしていた吉田。ラインナップに抜擢されたこの日は、その鬱憤を晴らすかのように打ちまくった。
2回の第1打席に、左翼後方にそびえ立つ“グリーンモンスター”(巨大な左翼フェンス)を直撃する安打を放つと、先頭打者として打席に入った4回の第2打席は右前打を記録。続く5回の第3打席は無死一、二塁の好機で三ゴロに倒れたものの、ふたたび先頭打者となった7回の第4打席には右前打、8回の第5打席では2死一、二塁から中堅左へ適時二塁打を放った。
開幕前より外野守備が不安視され、アレックス・コーラ監督からも「2人のDHを置くことはできない。私はそうしたい。3人いればいいんだけどね」と指摘されていた吉田。故障明けの主砲ラファエル・デバースらとの兼ね合いもあり、ここ最近は先発を外れる機会が増えていた。