「間違いなく大金を稼ぐ」絶好調の吉田正尚をボストンメディアも高評価!「まだ三振をしていない」とスキルも称賛
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野球世界一の座をめぐり、いよいよ佳境を迎えてきたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。侍ジャパンは3月16日、準々決勝でイタリア代表を9-3で降し、ベスト4に名乗りを挙げた。
多くのメジャーリーガーを擁し、1次ラウンドではキューバやオランダから白星を掴んでいる難敵・イタリアに対し、侍ジャパンは1、2回ともランナーを出しながらもあと1本が出ずにもどかしい展開が続いた。3回にようやく4点を挙げるも、先発の大谷翔平(28)が捕まる場面も見られるなど、中盤まではどちらに流れが傾いても不思議ではない試合内容となった。
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その中で、吉田正尚(29)が攻守で相手の勢いを食い止める活躍をみせている。4回表、ランナー1・2塁の場面で、レフトフェンス直撃と思われた打球をギリギリのところでキャッチ、イタリアに得点を許さなかった。
さらに真骨頂をみせたのが7-2で迎えた7回裏の第4打席だった。イタリア5人目、左腕のマルシアーノのスライダーをライトスタンドに運び、試合を決定付ける追加点をもたらしている。
意外にも今大会第1号となったこの本塁打は、イタリアが最後まで粘りをみせていただけに極めて大きな価値を放つものとなった。もちろん、この日の吉田の攻守での貢献には、今季より所属のレッドソックスの地元メディアも称賛の声を送っている。
米放送局『NBC Sports Boston』は試合後、この吉田の活躍を受け「マサタカ・ヨシダがレッドソックスとの5年総額9000万ドルの契約に応えられるかどうかは、まだわからないが間違いなく、彼は大金を稼ぐことができる」と報じている。
さらに「ヨシダはWBCで、準々決勝に進んだイタリア戦で、そのことを証明した。7回に8-2とリードを広げる大きなホームランを放ち、勝利に重要な役割を果たした」と値千金の一発を振り返った。