ルーキーシーズンを終えた吉田正尚 米メディアは守備の課題を指摘 レ軍のレフトは「控えめに言っても平均以下」
そ打撃ではまずまずの成績を残した吉田だが、守備面は課題とされているようだ(C)Getty Images
レッドソックスの吉田正尚はメジャー1年目となった2023年シーズン、日本球界在籍時より定評のあったバッティングで上々の数字を残した。140試合に出場し、打率.289はア・リーグにおいて、エンゼルス大谷翔平の.304に次いで5位と上位にランク。さらに本塁打15本、打点72と、いずれもレッドソックスの中軸打者として期待に違わない成績と言えるだろう。
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だが、守備面では課題が残ったシーズンとなった。日本時代同様、レッドソックスでも主にレフトを守ったものの、米国内での評価は決して高くはないようだ。さまざまなメディアで、日本人ルーキーの守備が話題となっている。
米スポーツサイト『Bleacher Report』では現地時間10月9日(日本時間10日)、独自のMLBルーキーランキングを発表しており、吉田正尚を50人中25位と位置付けた。
同メディアはランキングの中位とした理由について「ヨシダは日本リーグで7シーズンを過ごした後、5年総額9000万ドルの契約を結び、140試合で打率.289、OPS+109、二塁打33本、本塁打15本、打点72を記録した」と打撃成績を紹介しつつ、「ディフェンスの指標の低さと、後半の打撃の失速により順位を上げることはできなかった」と説明している。
また、レッドソックスの地元、ボストンに拠点とする『98.5 The Sports Hub』では、来季を展望するトピックを配信。その中でレッドソックス外野陣の話題において、同じくレフトを任される機会もあったジャレン・デュランと吉田の2人の守備について「レフトで150イニング以上に出場した74人の中で、それぞれ38位と68位であり、控えめに言っても平均以下」と評している。