「小さくても野球はできる」大会最多の13打点 吉田正尚が全国の野球少年に送る「メッセージ」【侍ジャパン】
この日は侍ジャパンの公式サポーターを務める中居正広氏が試合中にこんな吉田のコメントを紹介した。
「国際大会だと体の小ささが際立つと思うんですけど」としながら、過去には「手足が長い選手をうらやましく思う時期もありました」と率直な心情を吐露。その上で「ただ自分の体のことを知ることが大事。小さくても体に合うトレーニングを行えば、野球は絶対にうまくなります」。図らずも全国の野球少年に向けられたかのようなメッセージに、共感の輪が広がっている。
吉田といえば、現在のような体を作り上げるまでにハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏(現スポーツ庁長官)に師事したことも知られている。プロ入り後、コンディション不良に悩まされたことから、室伏氏にトレーニングの方法を伝授され、こつこつと体作りに励んできたことが、現在のフルスイング、その後のメジャーリーグ挑戦につながっている。
会見の最後には「日本の野球の素晴らしさを世界に証明できるチャンス」と大きな使命を口にした吉田。過去には09年大会のイチローの勇姿など、国際大会の舞台で見た野球選手の活躍が野球振興につながってきた歴史がある。決戦の舞台でも「期待を裏切らない男」の本領発揮といきたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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