「言葉の壁がなかったらいいのに」レ軍同僚戦士が絶賛した吉田正尚の才能「信じられないレベルの打者だ」
日々存在感を強めている吉田には、同僚戦士も脱帽している。(C)Getty Images
今季からレッドソックスでメジャーリーガーとなった吉田正尚。東洋の島国からやってきた天才バットマンをチームメイトたちはどう見ているのだろうか――。
開幕して早2か月。現在の吉田の状態はすこぶる良い。春先こそ21打席連続無安打などメジャーリーガーたちの投げる速球への対応に手を焼いた感は否めなかったが、フォームへのテコ入れを行なった5月になって徐々に適応。現地6月2日時点で、打率はリーグ2位の.312にまで上昇。さらに7本塁打、出塁率.389、OPS.889というハイアベレージを残している。
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5年総額9000万ドル(約126億円)の大型契約に見合う活躍ぶりを見せ、チームに欠かせない存在となっている。無論、そんな29歳の日本人スラッガーには同僚たちも脱帽するばかりだ。元ホワイトソックスの名捕手AJ・ピアジンスキー氏らがホストを務める米野球専門ポッドキャスト番組「Foul Territory」に出演したレッドソックスの内野手キケ・ヘルナンデスは、「なんて才能だって思うよ」と絶賛した。
「本当に素晴らしい打撃能力の持ち主だよ。言葉の壁がなかったらいいのにと思うね。もっとコミュニケーションを取りたいんだ。打撃のことや野球のことについて話ができたら最高だ。間違いなく信じられない打者で、最高の才能の持ち主なんだ。とくに打席内での才能は特別だし、選球眼も信じられないレベルにあるよ」
幾度となく「最高だ」と繰り返し、褒めちぎったヘルナンデス。チームでも指折りのムードメーカーでもある彼は、「ヨシダのあだ名は『マッチョマン』だけど、クラブハウスでもそう呼ばれているの?」と聞かれると、吉田との“馴れ初め”を打ち明けた。