最終兵器・桑田真澄コーチ加入で今後の「ポスト原」はどうなる
正月早々、巨人軍では誰もがビックリ仰天のサプライズ人事が爆発しました。
かつて18番を背負い、エースとして一時代を築いた桑田真澄氏の原政権「入閣」です。肩書きは「投手チーフコーチ補佐」。1、2、3軍を問わず、卓越した野球理論をジャイアンツの後輩たちに伝承し、技術力を向上させることが求められます。
在京スポーツ紙のデスクは言います。
「驚きました。原さんが監督でいる限り、桑田さんがユニホームを着ることはないと思っていましたから。2006年秋、桑田さんが巨人を退団した際、監督だった原さんとは意思疎通を欠き、『ケンカ別れ』のような事態になった。逆に言えば、そういった恩讐を超えて桑田さんにオファーする原さんの懐の深さが素晴らしいし、快諾した桑田さんも立派。巨人ファンはみんな大喜びですよ」
桑田さんが再びGIANTSのユニホームに袖を通す-。これは「ポスト原」へ、大きなメッセージが込められていると言われています。
「監督候補の一人として認められたということでしょう。巨人軍の監督は歴代、『生え抜きの4番かエース』という不文律がある。桑田さんはこの条件に合致します。カリスマ性も申し分ない。東大大学院で研究を重ねたという経歴も、親会社が新聞社という部分からプラスに作用するでしょう。知名度から言っても、解説者でずっと親交が深かった日テレ的にも万々歳じゃないでしょうか」(キー局関係者)
しかし、そうなると「ポスト原」の「本命」は今後どうなるのか、気になります。次期監督の最有力候補と見られる阿部二軍監督です。
「現役引退後、即二軍監督に就任したのは、原さんの後継者としてしっかり経験を積んで欲しいという球団や原さん自身の意向とされてきました。阿部二軍監督は情に厚く、周囲を大切にする熱い男。後継者レースは『阿部一強』と言われてきただけに、『対抗馬』の出現にジャイアンツ球場はざわついているでしょう」(前述のキー局関係者)