【女子バレー】“ここぞ”の場面で頼りになる背番号「4」 キャプテン石川真佑が海外勢の高いブロックを苦にしない理由

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石川がキャプテンとしてチームを牽引している(C)Volleyball World

 バレーボールの女子日本代表は7月12日、千葉で行われている「FIVBネーションズリーグ」予選ラウンド第3週のポーランド戦に臨み、3-0(25-21、23-25、25-23、25-22)で勝利を収めた。

【動画】白熱の4セット!日本が強豪ポーランドを撃破したシーン

 相手のポーランドは今大会屈指の高さを備え、いざ日本戦でもキャプテンのミドルブロッカー、身長200センチのアグニェシュカ・クルネルクを筆頭に190センチオーバーの選手がずらりと並んだ。その圧倒的な高さを前にアタックをはね返され、守っては手も届かない打点から得点されるシーンも。それでも日本は粘り強く戦い、また“高さには高さ”をぶつけんばかりに身長185センチの秋本美空(ヴィクトリーナ姫路)、183センチの北窓絢音(SAGA久光スプリングス)を送り出すなど積極的な交代策を敷く。そうしてメンバーが替わったとしても、セッターの関菜々巳(ブスト・アルシーツィオ/イタリア)が満遍なくトスを上げて得点を演出し、勝機を見出した。

 そうしたなか、頼れるパフォーマンスを披露したのが石川真佑(ノヴァーラ/イタリア)。チームがブレイクに成功して勢いをさらに加速させたい場面、反対にこれ以上は相手に連続得点を許したくない場面、そうした“ここぞ”のシチュエーションで必ず得点を決めた。今大会では対角に入る佐藤淑乃、オポジットの和田由紀子(ともにNECレッドロケッツ川崎)の得点力が光っているが、そこはやはりエース。2度の五輪出場は伊達じゃない。ポーランド戦では両チームを通して最多となる22得点をマークした。

 印象的なのは、海外勢の高いブロックに対するアタックの決め方。元々、学生時代からインナーへのスパイクは持ち味としていたところだが、キャリアを重ねるにつれてバリエーションも増加。本人も「アタックの選択肢が増えてきていると感じます」と成長を口にする。

 その背景には、自ら選んだ環境がある。2023/24シーズンからはイタリア・セリエAへと渡り、常日頃から高いブロックと対峙することで、そこでいかに得点するか、その能力を磨いてきた。海外挑戦1年目のフィレンツェ、そして、この2024/25シーズンは強豪ノヴァーラといずれも所属先ではエースを担い、今春にはCEVカップのタイトルも獲得。世界のトップレベルを肌身で味わいながら、成長を続けている。

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