伝統の早明戦が頂上決戦に 制すのはタテの明治か、ヨコの早稲田か

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関東大学対抗戦では明治が勝利したが果たして(C)産経新聞社

 1月2日に第62回全国ラグビー大学選手権大会の準決勝2試合が行われ、早稲田と明治が勝利し、決勝戦への切符を手にした。両学は、関東大学ラグビー対抗戦Aグループ最終戦での激突以来の再戦となる。

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 準決勝の第一試合は早稲田vs帝京。春季大会こそ早稲田が競り勝ったものの、夏合宿、対抗戦ではいずれも帝京が勝利している。特に対抗戦での対戦は、接点でのコンテストに注力することで、早稲田の素早い展開を封じた帝京の作戦勝ちだった。

 また、昨シーズンも、大学選手権決勝までに強力なチームを作り上げ、対抗戦で大敗した早稲田にリベンジして優勝を飾るなど、シーズンが深まるとともにチーム力を向上させるのも帝京の特色であり、拮抗した試合が予想された。

 試合は先制トライこそ早稲田が奪ったものの、帝京はすぐさま2トライを取り返して逆転。早稲田は外への展開を志向するあまり、密集近辺に穴が空きやすい。しかもディフェンスに回ってくるプレーヤーには強烈なタックルがないということを帝京は見切っていた。その上で、パワーランナーを使って奪った二つのトライだった。

 しかし、その後は早稲田ペース。帝京は、素早い展開に持ち込まれてしまい、ボールのポゼッション、テリトリーともに大きく遅れをとった。接点でフィジカルの強さを全面に出してコンテストし、球出しを遅らせ、あわよくばボールを奪って逆襲するという帝京の意図はなかなか実現できなかった。無理に早稲田の球出しを遅らせようとして反則を犯してしまう場面も多々見られた。それでも、強いフィジカルに裏打ちされたディフェンスは強力で、試合は一方的なものにはならなかった。最後の最後、4人のディフェンスに囲まれながらも途中出場のFL甲斐敬心が奪ったトライに、帝京の最後まで諦めない執念と4連覇中の王者の矜持を見た。しかし反撃も及ばず最終スコアは31-21で早稲田の勝利。

 第二試合は明治vs京都産業。大学選手権七不思議の一つに、京産がベスト4の壁を一度も超えられていないというものがある。大学ラグビー界屈指の猛練習で知られる同学だが、どうしてもその壁を敗れていない。

 相手は関東大学対抗戦Aグループの王者であり、夏合宿での対戦では67-24の大差で敗れている明治。夏合宿の試合では唯一、明治相手に奮戦し、守備陣を真っ向から突破していたNo.8シオネ・ポルテネをどこまで活かす試合展開に持ち込めるかが勝負の焦点だった。

 明治は対抗戦初戦で筑波相手に取りこぼしたものの、それ以外は今シーズンはほぼ磐石の戦いぶり。伝統の重戦車FWに機動力が加わり、BK陣もスピード、力強さを兼ね備えた決定力あるプレーヤーが揃った。

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