「日本は真っ向勝負をしない」――韓国で3割&30本超えの“再ブレイク” 元阪神ロハスの言葉に隠れる助っ人見定めのヒント

タグ: , , , , 2024/9/16

韓国でふたたび猛打を振るっているロハスJr.。(C)Getty Images

 虎党たちを納得させられなかった助っ人は、韓国で水を得た最中のような活躍を披露している。今季から韓国プロ野球(KBO)リーグのKTウィズでプレーしているメル・ロハスJr.だ。

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 現在34歳のロハスJr.は、古巣復帰を果たした今季はまさに絶好調だ。現地時間9月15日時点で135試合に出場し、打率.333、32本塁打、111打点、出塁率.423、長打率.587、OPS.1010とハイアベレージを記録。3割、30本、100打点を超え、助っ人として文字通りチームを助ける活躍を見せている。

 21年から2年間、阪神に在籍していたロハスJr.。その日本時代を思えば、現在の活躍は別人のようにも映る。

 20年に打撃二冠王(本塁打&打点)とリーグMVPのネームバリューを引っ提げて阪神に入団したロハスJr.は、新型コロナウイルスの蔓延で合流遅延。1年目を棒に振ると、契約最終年となった2年目も低調なパフォーマンスに終始。NPBでの2年間で通算打率.220、17本塁打、48打点、OPS.697と鳴かず飛ばずで、「韓国から凄まじい助っ人がやってくる」と触れ込みに、大きな期待感を抱いた虎党を裏切る形となった。

 無論、韓国球界でのもともとの経験が活かされているのは間違いない。環境面に馴染むのにあまり時間を要する必要がないのは、助っ人選手にとって救いだ。とはいえ、それだけで現在の好成績は収められないはずである。少なくとも何をやっても空回りしていた印象が強かった阪神時代のロハスJr.に、3割、30本、100打点を残すスラッガーの面影はなかった。

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