大谷翔平&山本由伸獲得にも影響!? メッツ、敏腕GM辞任の影響を地元局が指摘「彼は日本人をよくわかっていた」
今オフの市場の目玉と見られている大谷と山本。両者の獲得に乗り出すと見られているメッツの動きが忙しない。(C)Getty Images
捲土重来を期する名門は、チームの再建に向け、ある問題に直面している。
ここで言う「捲土重来を期する名門」とは、25年までにワールドシリーズ制覇を目標に掲げているメッツだ。
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大富豪オーナーのスティーブ・コーエン氏による惜しみない投資の下、昨オフに千賀滉大やジャスティン・バーランダーらを獲得。怒涛の大型補強を展開したメッツだったが、今季はまさかの低迷。ナショナル・リーグ東地区では首位ブレーブスと29ゲーム差の4位となり、ワールドシリーズ制覇の夢は儚く散った。
もっとも、メッツはシーズン中に来季に向けた動きを見せていた。3億5000万ドル(約499億6000万ドル)にまで膨れ上がった総年俸を整理するべく、投手陣の中心的存在だったバーランダーとマックス・シャーザーを揃ってトレードで放出。さらにはクローザーのデビッド・ロバートソンもトレードに出し、チームの解体に踏み切っていた。
そうした“努力”(?)のかいもあり、資金的な余裕も生まれた今オフのメッツは、大谷翔平や山本由伸ら、FA(フリーエージェント)市場の目玉となりえる日本人選手の獲得に乗り出すと見られていた。がしかし、彼らは再建中に貴重な人材も失っていた。シーズン終了間もない今月5月にビリー・エプラー氏がGMを辞任したのだ。