「ビネシュは笑いものだ」衝撃失格の女子選手を嘲笑する風潮に母国伝説戦士が憤怒!「人々は悲しんですらいない」【パリ五輪】

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 失意の渦中にある当人たちへの配慮に欠ける意見とも言える。それだけに、国内のアスリートからは怒りの声が上がった。東京大会男子65キロ級で銅メダルを獲得したバジュラン・プニア氏は、インド放送局『NDTV』の取材に応じ、「ビネシュは誰にも負けていない。彼女は勝者である」と強調。そして「物事を荒らそうとする連中はレスリングや減量の何たるかを何も知らない。今、俺が怒っているそういうやつらに対してであって、メダルを失ったからじゃない」と訴えた。

 さらに「レスリングでは、1グラムの許容量さえ与えられない」と実情を語ったプニア氏は「こういうことは初めてじゃない。俺の知り合いを含めて何人ものレスラーが、減量失敗で失格になったことがある」と指摘。誹謗中傷も展開する一部のファンや関係者に苦言を呈している。

「この事件で残念なのは、俺たち、国民の娘が五輪でメダルを失ったという事実に対して、人々が嘆き、悲しんですらいないことだ。それどころか、ビネシュは笑いものにされている」

 レジェンドの怒りの声は、ビネシュを嘲笑する人々の胸にどう響くだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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