大不振でもド軍の2番固定は“不動” 全く打てぬベッツは“苦悩”を吐露「ショウヘイがホームランを打った時は気が楽になる」
打撃が空回りし続けているベッツ(C)Getty Images
一向に復調の兆しが見えてこない。ドジャースのMVPトリオの1人、ムーキー・ベッツだ。
2018年にMVP受賞歴を持つ球界屈指の名手も、今季はスランプに陥っている。インフルエンザ感染によって約11キロの減量に見舞われて始まった開幕当初の“躓き”が影響したのか、どうにも成績が伸びてこない。直近の約1か月の打撃成績は打率.188(117打数22安打)、2本塁打、長打率.291、19三振の深刻ぶりである。
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レギュラーシーズン全体のスタッツも打率.234、11本塁打、OPS.666と低調そのもの。米紙『Orange County Register』の取材に応じた本人も「一日中打っているよ。試合後も打っているし、早めに来てケージでも練習している。他に何をすればいいのか本当にわからない。答えが見つからない」と苦しい胸の内を漏らしてもいる。
にっちもさっちもいかない状況の中、しきりに論じられているのが、打順の変更案だ。大谷翔平が加入した昨季から2番打者として固定起用されてきたベッツだが、それ以前は1番が“定位置”だった。
今年6月に自身のポッドキャスト番組「On Base with Mookie Betts」で、「もちろんショウヘイがホームランや長打を打った時は一気に気が楽になるよ。本当に肩の荷が下りる感じがある。でも、逆にショウヘイがあっさりと1、2球でアウトになると、『うわ、マジかよ』ってなるんだ」と告白。2番打者としての役割に適応しきれていない心理面での苦悩を明らかにしていた。






