相次いだ不可解判定に“ご満悦” イランの審判長が日本戦での中国人主審を絶賛「まさに理想的なジャッジだった」

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イラン戦でフラストレーションを充満させた中国人主審の馬寧氏。そのレフェリングは波紋を呼んだ。(C)Getty Images

 熱戦を捌いたレフェリーに賛否が集まった。注目を集めたのは、現地時間2月3日にカタールで行われたアジアカップの準々決勝、日本代表とイラン代表の一戦で笛を吹いた中国人審判のレフェリングだった。

 日本が1-2で逆転負けを喫した一戦で主審を務めた馬寧氏は、不安定なジャッジが悪目立ちした。例えば、37分のシーン。久保が敵陣左サイドでスローイン受けたところ、相手FWアリレザ・ジャハンバフシュに激しいチャージを受けて転倒。左足を蹴られていたが、それを流した。このレイトタックルにはテレビ朝日の中継で解説を務めた元日本代表DFの内田篤人氏も「これは見てほしい」と訴えていた。

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 明らかにファウルと思われる場面でもプレーを続行させたほか、中途半端なタイミングで試合を止めるなど不可解なジャッジが少なくなかった。それだけにSNSでも「中東の笛かと思った」といった批判的な意見が殺到した。

 もっとも、馬寧氏のレフェリングが「正当なものだった」と指摘する識者もいる。他でもないイラン・サッカー連盟の審判委員長を務めるホセイン・アスカリ氏は、母国のニュースサイト『IRNA』の取材に対して「彼は試合を巧みにコントロールし、文句のつけようがないほどのジャッジをしていた」と指摘。「彼は13年間も国際審査員を務めている経験豊富なレフェリーだ。後半にはファン間で物議を醸すようなシーンがいくつかあったが、90分間における彼の決断はすべて正しく、完璧だった」と強調した。

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