“優勝筆頭候補”の森保ジャパンになにが…ただただ殴られ続けた日本に米メディアが苦言「猛反撃に答えを見つけられなかった」
森保監督は三笘と南野を投入して打開を狙ったが、崩れた守備のバランスは修正できなかった(C)Getty Images
2月3日、カタールでアジアカップの準々決勝が行われ、日本代表はFIFAランキング21位のイラン代表と対戦。大一番となったこの試合に1-2で敗れ、ベスト8敗退となった。
【動画】痛恨だった後半ATのPK献上 板倉が与えた絶好機を決めたイランの決勝弾
「優勝筆頭候補」として見られていた日本がベスト8で姿を消すこととなった。序盤から主導権を握った日本は28分、この試合で3戦ぶりに先発出場した守田英正がゴールを決めて、先制点を奪った。イランにも決定機が見られたが、前半は日本がリードを守り切った。
しかし、後半に入るとイランが攻勢を強め、流れが一変。相手に攻め込まれる場面が多くなり、55分にムハンマド・モヘビに同点ゴールを献上した。さらに、後半アディショナルタイム4分にはイランがペナルティーエリアまで攻め込むと、ボールを奪いにいった板倉滉が相手選手を倒してしまい、PKを献上。これをアリレザ・ジャハンバフシュに決められ、勝ち越しを許した。日本は最後まで諦めない姿勢を見せたが、1-2で敗れた。
アジアの強豪同士が戦ったこの試合には海外メディアも熱視線を送った。フランスメディア『France24』が「イランの見事な逆転劇だった。途中まではビハインドの展開だったが、大会前の優勝候補を退け、1976年以来となるアジア・タイトルの夢につないだ」と、逆転勝利を称えれば、マレーシアメディア『The Star』も、「前半は日本がボールを支配していたが、同点に追いつかれた後はイランが主導権を握り、ディフェンスから激しくプレスをかけ、次々と攻撃を仕掛けた」と振り返り、イランの後半のプレーを称えた。