PK献上の板倉滉に人格否定、豪代表には殺害予告…アジア杯で浮き彫りになった深刻化する誹謗中傷問題
こうした悲惨とも言うべき現状に選手たちは怒りにも似た想いを漏らしている。『ESPN』の取材に応じたオーストラリア代表DFハリー・ソウターは「グループステージで僕らは酷評されたけど、それは当然のことでもあった。もっと良いプレーができると僕らも感じていたからね。でも、昨日の試合(韓国戦)に関して違う。あまりに不必要な意見がたくさんあったんだ。あれは違う……、間違いなくね」と打ち明けた。
サッカーは人間が行うスポーツであり、試合中のミスは大なり小なり付き物だ。当然、選手たちもある程度の「批評」は覚悟の上である。しかし、間違いを犯してしまった選手の人格や尊厳を否定するのは、もはや単なる「暴力」と言えるのではないか。ましてやSNSという姿の見えないところから、匿名のアカウントを使って、一方的に言葉で殴りつけるのは言語道断と言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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