「怒りを知らないのだろうか?」クリンスマン監督の笑顔に韓国ファンは憤怒 ほぼ“無風状態”の森保Jとは異なる帰国に

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森保監督(左)とクリンスマン監督(右)。日韓を率いる指揮官に対する世間の空気は異なっている。(C)Getty Images

 批判を意に介さない振る舞いは、逆に怒りを倍増させている。

 現地時間2月8日、カタールで開催されたアジアカップでベスト4敗退となった韓国代表が仁川国際空港に帰国。ユルゲン・クリンスマン監督を含めて取材対応に追われた。

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 6試合で10失点を喫したチームにあっては、クリンスマン監督の手腕が批判の的となっている。一部の韓国メディアでは、歴代最高となる35人のスタッフを大会に引き連れるも、戦術やチーム編成は選手主導であったことが報じられ、“解任論”も噴出している。

 逆風がより厳しくなるなかで囲み取材に応じたクリンスマン監督。しかし、そこで彼が見せた振る舞いは、ファンやメディアの感情を刺激するものだった。大勢の警備員が配備されるなかで、空港の入国ゲートに姿を見せたクリンスマン監督は笑みを浮かべながら、居合わせた大勢のファンに向かい、悠長に手を振る仕草を披露したのである。

 通常ならば、何ら問題もない行為ではある。だが、「無能だ」と揶揄され、ついには解任論も噴出するほど、“毛嫌い”されている監督が取るべき行動ではなかった。韓国メディア『OSEN』によれば、「空港の空気は重苦しいもので、取材陣やファンに手を振ったクリンスマン監督に対して歓迎の声援を送る人はいなかった」という。

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