苦しむ高卒2年目の注目選手たち…中日・根尾、ロッテ・藤原らを差し置きもっとも活躍を見せている「世代出世頭」の選手は?
中日・根尾昂内野手が13日、1軍の出場選手登録を抹消された。11日の広島戦ではデビューから17打席目にしてプロ初安打を放ったが、首脳陣は2軍で実戦経験をより積ませることを選択した。
高卒2年目の今季は、8月4日のDeNA戦で1軍に初昇格。スタメン出場4試合を含む計6試合に出場したが、15打数1安打の打率・067、7三振と結果を残すことはできなかった。
ルーキーだった昨年はシーズン終盤に「お試し」で1軍昇格したものの、2打数2三振に終わっていた。今季からは外野の守備にも挑戦。出場機会を広げようと必死だが、プロ入り前の想定以上に対応に苦しんでいる。
一昨年のドラフト会議では4球団が指名競合し、地元岐阜県に近い中日に入団。大阪桐蔭高では春夏甲子園連覇の立役者となり、遊撃だけでなく投手もこなす二刀流が注目された。プロ入りの時点で野手一本に絞り、将来の中日打線の中核を担うと高い期待を集めた。
根尾だけではなく、この世代は多くの選手が早い時期に活躍できると高い期待を集めた。だが、多くの選手が2年目のここまで、その期待に応えられていない。
根尾と同じく大阪桐蔭で中軸を打ち、3球団競合の末にロッテへドラフト1位で入団したのが藤原恭大外野手。新人だった昨年は開幕1軍を果たしたものの、早々の4月7日に2軍落ち。その後、1軍から声は掛からなかった。2年目の今季は12日現在、1軍出場はなし。2軍でも26試合で102打数21安打の打率・206、2本塁打、8打点、36三振と苦しんでいる。