「どういう風に進化していくのか」村上宗隆の“底知れぬ”能力にコーチも驚愕――重ねた経験、長所を生かす
村上宗隆の底知れぬ能力にコーチも驚愕する(C)産経新聞社
驚愕の一撃が突き刺さった。ヤクルトの村上宗隆が9月10日、神宮球場で行われた中日との一戦で4回無死一塁から左翼席へ19号2ランを放った。中日先発・金丸夢斗の150キロの外角直球を捉える逆方向への一発だった。
【動画】フルスイングせず打球はスタンドイン!村上宗隆が逆方向へ驚愕の一発
この日、8月度の月間MVP受賞が決まった村上。8月は月間打率.291、12本塁打、22打点と圧巻の成績を残すと、9月に入っても好調をキープ。8試合で5本塁打を放ち、球団タイ記録となる7年連続20本塁打まであと1本とするアーチに「追い込まれていましたが、逆らわず上手く打つことができました」とコメントした。
2022年に史上最年少で三冠王に輝いた。その当時から1軍の打撃コーチを務め、現在はチーフ打撃コーチとなった大松尚逸コーチは、村上について「人よりもスイングスピードが速い。ポイントの幅を多く持っている。前でも打てるし、近いところでも打てる」と、特長を把握した上で「センターから反対方向へ人よりも飛ばせるというのは間違いない。それは今も昔も彼の長所」と話す。
ボールをしっかり呼び込んで打てるからこそ、逆方向への一発も量産できる。村上の現在の打撃については、経験を重ねた上で「長所を生かすために、自分がより確率良くできる方法というところで、今の打ち方」だという。
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