【WBC】村上復調のきっかけ「運を持っていた」宮本慎也氏が語る注目の場面とは
「村上は運を持っている」
そう語ったのは、現在村上が所属するヤクルトスワローズのOB・宮本慎也氏だ。
野球系YouTubeチャンネル「野球いっかん!」にて激戦を振り返った同氏は、試合のある場面で、村上が「運を持っている」と感じたという。
「吉田が3ランを打ちましたが、あの時、もし彼がヒットで繋いで村上に回ってきたら、代打を出されていたと思うんですよ。ベンチでは山川がヘルメットをかぶり、バットを持って用意をしていたので。岡本に代打はないと思ったので、出すなら村上かなと。
でも結果的に吉田がホームランを打ったので、村上にそのまま打席が回ってきたと思います」
3点を追う7回裏の攻防。2アウト1,2塁の場面で4番の吉田は値千金の3ランをマーク。3-3の同点となったことで次打者の村上はそのまま打席に送られ、三邪飛に倒れた。
首脳陣がどのように起用を考えていたのか、その真相はわからないが、結果的に最後まで村上が出場を続け、劇的なサヨナラ勝ちに導いたのは事実だ。
あの準決勝での一打をきっかけに、村上自身は決勝戦では自身大会1号となるホームランを放ち、前日の勢いそのままにチームはアメリカを破り見事世界一へ輝いた。
もし準決勝での一打がなかったら、帰国後のシーズンにも大きく調子が影響していたかもしれないと宮本氏。
それゆえ、あの試合後は、勝利への嬉しさより、村上が打ってほっとしたと本音を漏らした。
既に帰国の途につき、侍戦士たちはシーズン開幕へ向け各々のチームへと戻っている。
沢山の経験をし、結果的にチームの世界一へ大きく貢献する形となった村上。
この経験、そして勢いそのままに、今シーズンもチームのリーグ3連覇へ向け大いに暴れて欲しい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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