村上宗隆のメジャー1年目は「打率.231・30本塁打・WAR1.9」 米専門サイトが炙り出した“疑問”も飛ぶ和製大砲の可能性
ホワイトソックス入団が決まった村上(C)Getty Images
果たして、NPBを席巻した和製大砲はメジャーの大舞台でどれだけの成績を残せるか。今オフにホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億7000万円)で契約した村上宗隆のパフォーマンスに期待が集まっている。
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NPBでの最終年となった2025年の村上は、右脇腹痛など上半身のコンディション不良に悩まされ、56試合の出場にとどまった。しかしながら、打率.273、22本塁打、47打点、OPS1.043、ISO.390と図抜けたパワーを発揮。とりわけ8月は圧巻で、出場した27試合で12本塁打を叩き出し、OPS1.041、ISO.390と規格外の打力を見せつけた。
夏場以降の数字だけを見れば、メジャーでも大きな数字を叩き出す予感はある。だが、米国内では、過去3シーズンでの三振率が向上傾向にある結果をふまえて、村上の確実性に対する懸念も渦巻いている。米スポーツ専門局『ESPN』の報道によれば、複数球団のスカウトは「より高いレベルの投球に対する適応、守備、そしてどこまで打率を残せるかに疑問を抱いた」という。
ただ、データ上においては、何よりの“長所”であるパワーが「存分に発揮される」と示されている点は興味深い。野球にまつわるあらゆる数字を集計している米専門サイト『Fan Graphs』は、成績予測システム「Steamer」を利用して村上のメジャー1年目における打撃成績を算出。加齢による成長と後退の影響、故障歴、トラッキングデータなど、さまざまな影響が要素された中で、主なスタッツはこうなっている。
出場試合:138
打率:.231
本塁打:30
打点:75
出塁率:.333
長打率:.458
OPS:.791
ISO:.271
三振率:28.7%
WAR1.9





