【日本ハム】光った貢献 チーム一筋39歳投手の熱投が話題「本当に粋」「涙出た」
宮西はプロ17年目でCS初セーブを記録した(C)産経新聞社
CSファイナルS進出を決めたのは日本ハムだった。
ロッテと1勝1敗のタイで迎えた10月14日のCSファーストS第3戦(エスコンフィールド)。第2戦でも8回から本来は先発の左腕・山崎福也を投入。ロングリリーフを任せて終盤の逆転に結び付けたが、この日もサプライズ起用が待っていた。
【動画】最後はベテラン宮西が締めた!CS初セーブを記録したシーン
2-2で迎えた5回二死一塁の場面でコールされたのは、守護神の田中正義。今季20セーブをマークした剛腕は迎えた相手4番のネフタリ・ソトに対し156キロ直球で3球三振に打ち取った。球場内の興奮も最高潮となる中、6回もマウンドに上がり、三者凡退と仕事を果たした。
その後、7回に水野達稀の適時三塁打が飛び出し、2点をリード。8回にも万波中正が適時打をマークし、ロッテを突き放す。
さらに9回にもドラマは待っていた。3点をリードした場面でコールされたのは今季節目の400ホールドをマークした、日本ハム一筋、プロ17年目の救援左腕・宮西尚生だった。
宮西といえば、2018年7月に巨人で活躍した山口鉄也氏が持っていた通算273ホールドを抜いた後は、自らの記録を更新し続けるという、まさに前人未踏の道を歩んでいることで知られる。
9回の場面、ベテラン左腕がコールされると本拠地は大歓声に包まれた。テンポ良く投げ、わずか8球でロッテ打線を三者凡退に抑え、最後をしっかり締めた。宮西にとってはCS初セーブとなった。