尿テスト要求は「どうかしている」 メイウェザーが発した井上尚弥への“ケチ”に米記者が嘆き!「偉大さを貶めるのはやめろ」
しかし、百戦錬磨のカリスマの発言は物議を醸した。尿テストや採血テストをクローズアップするなど、井上の勝利に対する“ケチ”を重ねたために、米識者から異論が噴出したのだ。
アメリカのボクシングジャーナリストであるマイケル・モンテーロ氏は自身のX(旧ツイッター)で「フロイドは122ポンド(スーパーバンタム級)で初戦を戦ったばかりのファイターをライト級に呼ぶ一方で、エリートからは避け続けている。これが彼のやり口だ」と指摘。そのうえで「テストを要求して相手を挑発する行為に世間は何度も同じ手に引っかかっている。どうかしている」と嘆いた。
また、米ボクシング専門ポッドキャスト『Tha Mic Check』などに出演するジャーナリストのクイントン・D・ライリー氏も自身のXで「ありえない」とメイウェザーを批判。そして、「なぁ、自分の選手にもっと脚光を当てるために、他のファイターたちの偉大さをわざわざ貶めるのはやめてくれ。タンク(デービスの愛称)がいる階級に、より下の階級の選手を上げさせて『戦え』と言うのもやめろ」と主張した。
安易な階級上げは井上も「階級をひとつ上げるのはそう簡単なものじゃない」と慎重な姿勢を示す通り、危険な行為ではある。そうした背景もあってメイウェザーの一連の言動に対する批判はしばらく続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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