「僕はイノウエをKOできる」タパレスが語った井上尚弥の“弱点” 4団体統一戦は「不可能なんてない」と自信
井上を上回る40戦を行って37勝。いくつもの修羅場を潜り抜けてきた。そんな名サウスポーは、「イノウエは様々なパウンド・フォー・パウンドで1、2を争う選手で、本当に優秀なスキルを持ったボクサーだ。『完全無欠だ』とも言われているよね。だからこそ彼を倒すことが、ベルトの獲得よりも重要なんだ」と断言。そして、下馬評の低さに持論を展開した。
「『全く君にチャンスがない』と言われても、何も感じないよ。それは大した問題じゃないからね。それにそういう風に言われるのは慣れている。前回の試合でも、周りから『お前にチャンスはない』って言われたし、『彼(アフマダリエフ)が負けるはずがない』とも言われたけど、僕は勝てたんだ。
今の僕は本当にハードなトレーニングを重ねているし、最高のチームにも恵まれた。誰もが僕を勝てないと言っているけれど、僕は自分が何を、何のために、取り組んでいるのかを知っている。だからチャンスは常にある。ハードワークさえすれば、不可能なんてない」
さらに「僕はイノウエをKOできる。僕にもパワーがあるからね」と自信を覗かせた31歳は、「イノウエには弱点がある」と指摘。「彼の弱点はパンチを打つときに生じるわずかな隙だ。僕は打たれてもカウンターのパンチで対応するし、コンビネーションを仕掛けることもできる」と“怪物撃破”を見据えた戦術の一端を口にした。
試合開催がようやく決し、より自信を漲らせているタパレス。強く意識する「打倒・井上」を果たせば、ボクシング界を揺るがす波乱となるが、はたして――。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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