井上尚弥と“世界最強”を争うクロフォードがIBF王座剥奪に 暫定王者との対戦義務を果たせず「スペンスとの再戦条項があり」

タグ: , , , , , 2023/11/10

世界最強の称号を欲しいままにしているクロフォード。そんな彼に降りかかったハプニングの舞台裏とは。(C)Getty Images

 異例の事態がボクシング界を騒然とさせている。現地時間11月9日、国際ボクシング連盟(IBF)が、世界ウェルター級4団体統一王者テレンス・クロフォード(米国)の王座を剥奪する意向であると明らかになった。

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 歴史的偉業をやってのけた36歳にとって、まさにハプニングだろう。

 WBO同級王者だったクロフォードは、今年7月に3団体統一王者のエロール・スペンスJr.(米国)に9回TKO勝ち。史上初となる2階級での4団体統一を達成。直後に米老舗誌『The Ring』の厳選する階級を超えた格付けパウンド・フォー・パウンド(PFP)で1位となるなど声価を高めていた。

 しかし、彼の声価を高めた歴史的試合で締結した契約内容が問題となった。米メディア『Boxing Scene』によると、王者は各団体の指名試合の義務を果たす必要あるのだが、クロフォードにはスペンスJr.(米国)との即座の再戦条項があり、IBF暫定王者ジャロン・エニス(米国)との防衛戦が実現できず。これにより王座剥奪の処分が下されるという。

 米メディアを中心に「クロフォードが4団体統一王者ではなくなった」というセンセーショナルな見出しが世界中を駆け巡った。そうしたなかで『Boxing Scene』の取材に応じたIBFの広報担当者は、交渉に舞台裏を鮮明に明かしている。

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