「“モンスター”のパンチを楽しみたい」1か月を切った井上尚弥戦へタパレスが不敵な自信!「何も恐れていない」
下馬評は圧倒的に井上優勢。それだけにタパレスにはどこか吹っ切れたところもありそうだ(C)CoCoKARAnext/Getty Images
「モンスター」に挑む王者の、自信に満ちた声が聞こえている。
12月26日に東京・有明アリーナで行われる、ボクシングWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)と、WBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)による4団体王座統一戦まで、すでに1か月を切っている。
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これまでのプロキャリアで無敗を誇り、自身2度目となる主要4団体王座統一を目指すなど、圧倒的な強さを誇る井上に対し、もう1人の2団体王者、タパレスの前評判は決して高くはない。フィリピン人として初の4団体ベルト獲得という期待を背負うものの、試合決定時より井上優位の声が上がり続けていることは間違いない。
しかし、日本人王者に歴史的初黒星を付けるべく、現在も試合へのトレーニングに没頭しているタパレスの余裕さえ感じさせる言葉が母国メディアを通して伝えられている。
フィリピンニュースサイト『ABS-CBN News』が現地時間11月30日にタパレスの特集記事を配信。試合への意気込みの他、フィリピン国内の高地にある、バギオ市で行われているトレーニングが3週目を終え順調であることなど、現在の様子なども報じている。
その中では、タパレスによる「私はフィリピン人として初のアンディスピューテッド王者(4団体統一王者の意味)として、名を残したい」と語った力強い意気込みや、「チャンスがあれば、もちろんノックアウトするつもりだ」と試合の展望も語ったとしている。