井上尚弥にも大谷フィーバーが影響 “ボクシング界の重鎮”アラム氏が熱弁した日本人の可能性「世界中の人が興味を持つ」
ドジャース移籍で世界を沸かせている大谷。彼のもたらした影響はボクシング界にも波及している。(C)CoCoKARAnext、(C)Getty Images
この年の瀬に世界を驚かせたのは、メジャーリーグにおける日本人の去就報道だった。
現地時間12月9日にエンゼルスからフリーエージェントとなった大谷翔平が、その12日後にはオリックスからポスティングを認可された山本由伸が、それぞれドジャースと契約した。驚くべきは両雄に支払われた金額で、合計10億2500万ドル(約1486億円)がつぎ込まれた。
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天文学的な金額に世の中は、あ然とした。とりわけ大谷の契約はプロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)とあって、経済紙などスポーツメディア以外でも連日のように取り上げられた。いまや彼の名を聞かない日はない。
日本から世界に羽ばき、大きな成功を掴んだ天才は各界に影響をもたらしている。12月24日に神奈川県・横浜市内で、WBC・WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)とWBA・IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)の記者会見に出席した米興行大手『TOP RANK』の総帥であるボブ・アラム氏は、「イノウエがアメリカで試合をすれば、人気が出るイベントになると思う」と断言。その理由にロサンゼルスを中心に一大センセーションを巻き起こす日本人スターの名を挙げた。